７１８ケイマンの賢い買い方 - ――懐古主義と言われても

今回はお金の話です。

ポルシェ商法と呼ばれる

”危険”ですが”回避することがとても困難”　なトラップがあります。

ケイマン７１８は６１８万円！やすい！これなら買える！（すでに金銭感覚は麻痺）

とか思ってると恐ろしい目にあいます。

乗り出し価格というのは日本車なら実際の車両金額に+５０万円くらいでしょうか？

値引きもありますし、そんなに違わないものと思います。

しかし、そうは問屋が・・・

結果から申し上げますと、税金や補償などを含めた素ケイマン７１８の合計支払金額は８００万ちょいになりました。

以下にその原因と私見を述べさせていただきます。

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「でもポルシェで一番安い無印のケイマンでオプションも最小限なら・・・」

まず、ケイマンはミラー電動格納がオプションです。５万円くらい。

ホイールも小さいです。１８インチくらい。かっこいい２０インチにするなら４５万円。

オートエアコンはもちろんオプション。

ベースの色以外はカラーオーダーもオプション料金が発生します。１５万円〜

その他、クルーズコントロールなどの快適装備・スポーツマフラー・レザーの内装・カーボンブレーキ・スポーツサス・豪華なインテリアなど多数の魅力的なオプションがあり、それぞれ容赦のない価格設定になっています。

ちなみにメーターパネルを黄色にするだけで８万円。でもかっこいいんですよ・・・

上の写真のケイマンでさえ外装色とホイールで、見た目だけでも６０万円ほどのオプションが付いています。

そして、関西の方なら必須と言われる値引き交渉。

・

不可

・

終了。

以下に、隣のブースでなされていた実際の会話を再現します。（偏見あり）

若手のセールスと５０代くらいの夫婦（多分ポルシェ買うのは初めて。身なりはそこそこ。）

夫「この車にしようと思ってるんだけど。今までビーエムに乗っててね。次はポルシェもいいかなって。」

セ「こちらの設定ですと車両価格が・・・云々・・・・・。でこれくらいになります。」（ディーラーのPCのコンフィギュレーター画面で説明しながら。多分９１１）

夫「これとこれ・・・このオプションも・・あれやこれや・・・・」

・

セ「これくらいの総額になりますが。」

夫「それで、ぶっちゃけどれくらいの値引きあるの？」（←大阪人がよく使うセリフ。管理人も大阪人です。）

セ「すいません。基本的に値引きはやらせていただいてないんですよー。」

夫「本当に？」

セ「本当です。申しわけありません。ポルシェを２台目３台目の方とかだと少しさせていただくこともあるんですが・・・」

・

以下略

この会話を聞いて、私も諦めました。

そもそも、ネットの前情報で交渉の難航は予想されたことなので。

綺麗なディーラーと美味しいお茶、あと美人の受付のお姉さんのために使われたと思ったらそんなに腹も立ちませんよ。

ただ、下取りに少し色をつけていただきました。（多く見積もっても１０万円くらい？）

それだけで十分です。

長い付き合いになるかもしれない担当の方に無茶を言って嫌われるよりも、総合的に考えると良いのではないかと。

今回の注文の成功点と失敗点をまとめます。

--------成功した点---------

①無印ケイマン７１８にしたこと。

ぶっちゃけ３００馬力もあれば私には十分です。ケイマンSや９１１ももちろん魅力的ではありますが、そんなパワーは素人の私では持て余すであろうことはまちがいなく、また９１１はケイマンと比較して横から見ると前後にかなり長くホイールベースも長い印象でなんとなく間延びした感じにも見えました。そして７MTは燃費のためとはいえ私の感覚にあっていません。

そもそも予算上不可能です。

また無印かSかの問題ですが、

０．１秒でも早く走りたい

赤キャリパーとスポーツシャシーがいい

排気量は大きい方が・・・

という方でなければ無印718で十分です。

もちろん試乗していただく方が良いのは間違いないです。

が、２００万円の差を考えると他にもっと幸せになるお金の使い方があると思います。（ポルシェのオプション費用を含め）

当ブログのコンセプトは「”最小限のお金で、最大限人生を楽しむ”」というものですので！

②ポルシェディーラーで下取りしてもらったこと。

蓋を開けてみると、cherokeeを購入したjeepのディーラーの見積もりよりも下取り価格が高かったです。おそらく可能な額の値引き+α分くらいはしてもらってると思います。

逆に言えばディーラーオプションでの値引きがない分で相殺なのですが・・・。